ハートロッカー(movie)

もう、何か映画館で観たい。
そんな衝動に駆られて観たのがこの「ハートロッカー」

アカデミー賞受賞作品。
アバター」のジェームスキャメロン監督の元奥さんが監督。
あまり元奥さんのこともしらなかったけど、キャスリン・ビグローという監督で昔「ハートブルー」というパトリック・スウェイジと、まだ出始めたばかりのキアヌリーブスが共演していたアクション映画を撮ったことがある監督でした。この映画は昔、観たことがあった。知識的にはその程度で、予告の映像ぐらいしか内容は知らなかった。


舞台は2004年、イラクバグダッド郊外。アメリカ軍の危険物処理班のお話。
なんかのっけから、爆弾処理のシーンで始まり、緊張。その緊張がずっと続いてくような映画でした。扱っているテーマがテーマなだけに、実際の現実なんんだろうけど、観る側にとっては非現実的な世界。
常に命の危険にさらされている日常があるのかと知ることができるけど、やっぱり感じることはできない。多分、そんな日常では正気でいることはできない気がする。そこで下す判断に正解があるのかどうか分からない。

主人公の部下が、ただ無事にやり過ごし、帰還する日を待ちわびる気持ちはすごくまっとうな気持ちだと思う。主人公の無謀さと、頑なな正義感と家族を想う優しさは、どこかひねくれているが切ない。そんな気持ちを持ったまま、そんな非現実的な世界で生きていけるのかが、僕には想像もできないのだけれど。
ただ、もう爆弾処理という命の危険の緊張と、その緊張下で人としての感情をどれだけ冷静に保てるか。その葛藤の連続が映画の見どころではないでしょうか。

アカデミー賞作品。っぽくない感じがしてのは僕だけでしょうか。
結構、普通な感じで、小難しいわけでもなく、軽いわけでもない。
でもよい作品なんでしょうね。
淡々とした緊張を味わいたい方にお勧めです。

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