うーん
最近の漫画って結構ストレートにえぐいですね。
前にここに書いた「進撃の巨人」もそうなんだけど、こんなえぐいのが今では普通なのかなとちょっと思ってしまう。
話題に上っているような作品を選んで最近は読んでいるのですがそういうエグイ感じのものが多いです。
かと言ってエグイだけかというと面白かったりする。
「ドリフターズ」
- 作者: 平野耕太
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: コミック
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ちょっとした超大作アクション映画的な匂いがします。
時代がバラバラな歴史的人物が異界に集まって戦争ごっこを始める。設定は斬新。そこにロールプレイング的なゲーム感覚が入っている。3巻まででています。一気に読めます。
「ヘルシング」
- 作者: 平野耕太
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 1998/09/01
- メディア: コミック
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吸血鬼が主人公。もう映画チック炸裂で、どこかで見たような場面とかも出てきます。
そしてかなりエグイ。でもなんでしょうか、この無茶苦茶な勢いがすごいんです。この作者の特徴なんでしょうか吹っ切れている感じがすごい。
「アイアムヒーロー」
- 作者: 花沢健吾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/08/28
- メディア: コミック
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ずっと前から話題になってのは知ってたのですが、あんまり内容もしらなくてずっと手を出してなかったのですが、
今回5巻まで一気に読んでしまいました。
1巻の最初は退屈な展開、暗いというかどう何を持って行きたいのかが分からない不思議な漫画だと思ってたら、最後のほうからすごい展開になっていき2巻へと続いていく。
初めに延々と普通の日常を、劣等感を抱いた感じの主人公の日常をこれでもかというぐらいに丁寧に描くことによって、次に始まる非日常の世界をより際立たせている。
実際は映画のようには普通いかない。
そんなことを言っているようにも見える、非日常の中に放り込まれた普通な主人公たち。
非日常の中でも、まだ普通の日常を続けようとするところが可笑しい。
お金の価値なんてもうなくなってしまっていて、払う相手もいない状況でも、ちゃんとお金を払う主人公。どう見てもヤバイだろうという人を優しく病院に連れていこうとする人たち。
でも、もしかするとこういうのがリアルなのかもしれないなと読んでて思ったりもしました。そんな非日常をすぐにすんなりと受け入れることができない人たちがやっぱり普通なのかもしれないと。
映画みたいに、かっこよく立ち向かったり、良いことを言ってみたりしないところが非現実的な世界でのリアルなんだと。
その辺の面白さがこのマンガにはあると思います。非日常だけど、普通の人の日常を描いている。先を読みたくなるマンガです。
でも強烈にエグイですね。ダメな人はダメだと思います。
ぜひ怖いもの見たさな人にはお勧めの漫画です。
こういうのばっかり読んでしまうと、シンプル爽やかな漫画が恋しくなります。