Of Monster and Men

久しぶりにこっそりと書く。
大人になるにつれ、いろんな音楽を聴く機会が増えたのだけれど、昔ほど聴きこむこともなくただ漠然と聞き流すことが多くなっているなあと感じる。
聴きながら何かをするということも昔から苦手だ。
勉強をしながらとか、本を読みながらとか、何か集中したかったり考えたりする時は無音のほうがよかった。よくラジオを聴きながら勉強をしているという同級生達がいたが理解しがたかった。

聴くときは聴く。ただ聴くことだけをしたいと思っていた。邦楽なら歌詞カードなんかを見ながら曲の世界のようなものを空想したりして。

今は仕事をしながら聴くがスタンダードになっている。
朝晩の仕込み中一人で聴く音楽。営業時間中に店でながしている音楽。どちらも「ながら」聴くが基本。
だからだろうか雰囲気で聴くのが基本になってきている。セレクトもその時々の雰囲気。リズムがほしいときはリズムがよい音楽だし、落ち着きたい時や疲れた時はゆったりとした音楽を聴きたくなる。後はお客様の雰囲気で選んだりもする。

静かな時、静かな音楽が合う。
そんなイメージもあるのだけど、なんとなく喋り辛そうにしている時はわざとテンポのよい激し目の音楽に変える時がある。そうすると会話がスムーズになったりしてお店の雰囲気に活気がでてきたりするから音楽の力は不思議だ。
そんな試みも失敗する時もある。静けさだけが深くなっていき、そうそうに曲を変えたりする。

そんな溢れてくる音楽たちでも、何気に残ってくるものもある。
今回の「Of Monsters and Men」も聴いているうちにイメージみたいなものが強く残ったアーティスト。

2010年にアイスランドレイキャビクで結成された6人組インディーフォークバンド。
これが聴いてから調べたこのバンドの情報。「アイスランド」という国からなんとなく民族曲的なものを連想してしまった。ただの偏見なのだろうけど、このバンドのメロディーを聴いているとそういう風景を想像する。
多分、この映像を見てしまったからかもしれないけど。でも独特なメロディーと男女のボーカルも個性的で気に入りました。お勧めなアルバムです。