ダークナイト(movie)

ダークナイト」、これが「バットマン」の去年公開されたいちばん新しいシリーズの題名。
初めて題名に「バットマン」が入らなかった作品です。
アメコミの映画は、昔から抵抗があった。「ディックトレイーシー」に始まり、スパーダーマン、Xメン、バットマンもしかりで、いつもがっかりする。これって面白いんだろうか?って…。
コミックを忠実に再現し、キャラクターを特殊メイクとか俳優さんの演技とか、世界観の再現が話題になるんだけど、どうしても今一つ入り込めないし、面白かったとは思えないものばかりでした。

最近、いろんな賞が日本では流行っていて、本屋さんが選んだ「本屋大賞」とかもすっかり定番になってきました。そんな賞を真似るかのように「映画館大賞」なるものができて、全国の映画館スタッフが選んだベスト映画で第一回の大賞がこの「ダークナイト」でした。
ちょっと意外な選出で、玄人好みな映画が選ばれると思っていたので「ダークナイト」―バットマン、が選ばれていたのは驚きと、アメコミ映画の抵抗もあるけど観てみたいという衝動にかられました。

久し振りに「ちょっとこれずっと記憶に残りそうな映画じゃん」、という映画でした。
少し暗いし、重い感じなんんですが、シナリオが重厚で普通にドラマ展開がいいし、アメコミ的なかっこいい演出もきっちりしてある。アニメ的であり、リアルな人間感情もきちんと描かれてます。

人間臭さがプンプンします(笑)バットマンを見直しました。

適役のジョーカーの役者さんがすごくよかった。ただ切れるモンスター役なんだけど、人間臭い悪な部分もある。ジョーカーを演じた「ヒース・レジャー」という役者さんは、この映画撮影終了後に亡くなられたというのが、なんかまたリアル感情を出しています。
152分という長い映画でしたが、時間を感じさせない映画でした。

ダークナイト [DVD]

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人間の業を見るにはよい映画ですよ。お勧めです。